新規事業を立ち上げる前に読むべき12冊の本

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新規事業の立案や推進は、慎重に進めていきたいものです。

今回は新規事業に役立つ、ビジネス本を紹介いたします

アイデアの発想に役立つ『アイデアのつくり方』や『事業創造のロジック ダントツのビジネスを発想する』、『ビジネスマンのための「儲かる発想」』、また『憂鬱でなければ、仕事じゃない』や『シロクマのことだけは考えるな!―人生が急にオモシロくなる心理術』は仕事に対する姿勢を考えさせられます。

形になったアイデアで儲けを出していく上の心がけでは『消費社会の神話と構造』、『小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕』、『7つの習慣』『ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か』が参考になります。

そして経営学の取っ掛かり、もしくは定石を破る『ミクロ経済学の力』『21世紀の資本』『「ヴェニスの商人の資本論」』、以上の15冊をまとめました。

アイデアを思いつく助けになるおすすめの本

アイデアのつくり方

出典:amazon

『アイデアのつくり方』は、1988年4月にCCCメディアハウスから出版されています

ニューヨークに本社を置く広告代理店ジェイ・ウォルター・トンプソン社の常任最高顧問を勤めていたジェームス W.ヤング氏によって書かれました。

解説は竹内均氏、翻訳は今井茂雄が行っています。

『アイデアのつくり方』はアイデアを手に入れる方法に対し、原理を2つ挙げています。

アイデアとは「既存の要素の新しい組み合わせ」であることと、「新しい組み合わせを作り出す才能は事物の関連性を見つけ出す才能に依存する」と本書で述べられています。収集した材料を消化して孵化し、誕生、検証と発展の過程で作られると著者は語っています。

コミュニケーションの鍵であるアイデア作りが、分かりやすい手法で記されている本です。

事業創造のロジック ダントツのビジネスを発想する

出典:amazon

『事業創造のロジック ダントツのビジネスを発想する』は2014年1月に、日経BP社より出版されました。

著者の根来龍之氏は、経営情報学会会長、国際CIO学会副会長、CRM協議会副理事長などを歴任し、2017年現在は早稲田大学ビジネススクールの教員を勤めています。本書ではアマゾンの「キンドル」やセブンイレブンなどを事例に取り上げ、ビジネスモデルの考え方に着目しています。

経営学の基本やビジネスモデルの設計、革新のヒント、従来から外れたビジネスモデルの例などが書かれています。

経営学の概論に留まらないビジネスの設計図の描き方や、ゼロから発展し続けるロジックを活用した新しいビジネスモデルが創造される動きを助けるために、本書は執筆されました。経営学の知識を蓄えて定石を超える発想を得られるため、人を問わず見識を深められる本です。

ビジネスマンのための「儲かる発想」

出典:amazon

『マーケットと儲けのネタをヒモづけよう! ビジネスマンのための「儲かる発想」 』は、講談社より2008年2月に出版されました。

著者の鳥井シンゴ氏は自身のデザイン事務所の代表を勤め、現在はビジネス書の執筆を主な仕事としています。

損をする人がいない、物を売る本人が欲しがるアイデアを選択するという考え方が本書で現れており、サービスに対する価値観が消費者と一致することについて、書かれています。アイデアが正しいか現場でインタビューを行うことの大切さ、協力を得るために他人の利益も考える必要性も述べられています。

会社のロゴのQRコード化やサンプルを有料で売るなど、普段と少し違う角度からビジネスのアイデアを生み出す本です。

新たなビジネスの視点と発想を手に入れるための本

憂鬱でなければ、仕事じゃない

出典:amazon

『憂鬱でなければ、仕事じゃない』は2011年6月、講談社より出版されました。

著者の見城徹氏は株式会社幻冬舎の代表取締役社長、藤田普氏はサイバーエージェント社長を勤めています。

本書は2人の著者が人生や仕事に対する哲学を述べ、藤田普氏にとって見城徹氏の印象的な言葉を解説するビジネスマン向けの内容です。電話をかけるときのためらう心情や、サービスがヒットする条件などが書かれています。

ビジネスにおいて大切なことと無駄なことが記されており、原動力や信念を持つことのできる本です。

シロクマのことだけは考えるな!―人生が急にオモシロくなる心理術

出典:amazon

『シロクマのことだけは考えるな!―人生が急にオモシロくなる心理術』は2011年6月、新潮社より出版されました。

本書の著者は心理学者の植木理恵氏であり、シロクマ実験を基にした心理学を冒頭に記しています。

シロクマ実験とは、シロクマの映像を見せて1年後も覚えているか確かめるという内容です。

映像の視聴後にシロクマのことを覚えておくようにと命令する、シロクマを思い出すかは任意にする、もしくはシロクマのことだけは考えないようにと釘を刺す3つのグループに分けます。

映像を最も詳しく覚えていたのは、シロクマのことだけは考えないようにと言われていたグループです。こういった心理的現象の解説をしながら、困った現象の分析と対応策を考える本です。

消費社会の神話と構造

出典:amazon

『消費社会の神話と構造』は紀伊國屋書店より1995年2月に出版された、著者であるジャン・ボードリヤール氏から見た現代の消費社会を分析した本で、今村仁司氏と塚原史氏による翻訳です。

家電製品や衣料などは価値のみならず、社会的権威などを表す記号であり、消費社会の秘密を解く鍵であると本書で述べられています。高級車やコンパクトカー各々の記号が個性として消費される、アイデンティティの絶え間ない主張は手のひらの上で踊る行為である、という分析が論説の特徴です。

本書では記号的なファッションに限らず教養や暴力など森羅万象を考察し、現代社会における隠れた構造を暴いています。

組織運用・プロジェクト遂行に役立つ本

小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕

出典:amazon

『小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則』は2012年1月、早川書房より発行されました。

著者のジェイソン・フリード氏はソフトウェア開発会社の37シグナルズの創業者兼CEOであり、デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン氏は37シグナルズの共同経営者を勤めています。

翻訳は黒沢健二氏、松永肇氏、美谷広海氏、祐佳ヤング氏によるものです。

本書では成功をつかめる、シンプルで常識破りな手法を述べています。

優れたサービスを生み出す単純な方法として、自身が使いたいものを作るということ、いずれ廃る流行には縋らない方が良いということなどが記されています。空き時間の利用などビジネスを小さな所から始めることのメリットが書かれており、資本のやり取りや体制変革ばかりでなく、ビジネスの本質へ目を向けることを勧めている本です。

「会社は小さく」「失敗から学ぶな」という突飛的な37シグナルズの哲学は、シンプルな思考に裏付けられたものです。本書は内容を自分に置き換える、もしくは現況を著者に置き換えることで脳に刺激が与えられる他、常識から外れた挑戦をするときに自信を持つきっかけとなります。

7つの習慣

出典:amazon

『7つの習慣』は1989年に出版された、アメリカのブリガムヤング大学の大学教授スティーブン・R・コヴィー氏の著書です。

日本で発売されたのは1996年で、ジェームス・スキナー氏と川西茂氏が翻訳に携わりました。

モルモン教の原則原理を一般向けにしたもので、アメリカの建国から200年の間に成功した人々の特徴が記されています。

文庫以外の媒体も存在し、漫画やオーディオブック、DVDなどでも内容を学べるようになっています。

『7つの習慣』で重要視しているのは、周囲に影響を及ぼす人格作りのインサイド・アウトや、成果を生む効果です。

社会的な成功やコミュニケーションスキルは個性主義であり、真の成功とは人格主義であると述べています。態度や行動に影響する色眼鏡、パラダイムを切り替えることで自分自身を変える重要性を説いており、人間関係をはじめとする悩み事の解決方法を見つけることができます。

ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か

出典:amazon

『ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か』は2001年5月、ダイヤモンド社より発行されました。

著者は物理学者のエリヤフ・ゴールドラット氏、翻訳は三本木亮氏です。

本書は舞台を生産管理の世界に選んだ小説仕立ての物語で、企業でお金を儲けるための考え方を解説するという内容です。主人公は工場長であり、採算悪化で工場閉鎖まで3か月の猶予がある所から始まります。

企業の目標を測定する指標の開発、処理能力を最適化して生産性を上げるなど業務改善に挑む苦悩、達成感が書かれており、ビジネスの醍醐味やノウハウを知ることができます

生産的であることは何かを達成したことと述べており、反対に目標から遠ざかる行為は非生産的としています。企業の目標とは利益の獲得であり、利益を得る以外のことは目標の手段として喝破しています。利益を得るという目標の指標に挙げられているのは、スループット、在庫、業務費用です。

スループットは顧客を通じた利益率を指し、在庫は仕入れに費やしたお金、業務費用は仕入れ値を利益へ変えるためのお金を意味しています。

工場での労働時間も手待ち時間も経費です。お金を払って得た後に売れる機械は在庫、売れない物は業務費用に括られています。思考をクリアにしてくれる本と言えるでしょう。

経済の仕組みを学べる本

ミクロ経済学の力

出典:amazon

『ミクロ経済学の力』は2014年9月、日本評論社より出版されました。

著者の神取道宏氏は東京大学大学院経済学研究科教授であり、理論経済学では最大の国際学会であるEconometric Societyの理事・終身会員です。

本書はミクロ経済学の基盤を、図解や豊富な実例を交えて分かりやすく記しています。

ミクロ経済学の本質の説明から始まり、数学的な手法、ミクロ論理の応用の仕方、ゲーム理論の解説や情報の非対称性の問題も盛り込まれており、経済学の本質的な内容が理解できる本です。

内容の一部では農水省のデータを用いて、TPPによるコメの輸入自由化後の国内生産と所得分配への影響を、コメの供給曲線で論じています。

21世紀の資本

出典:amazon

『21世紀の資本』は2013年8月にフランス語で発行された、経済学者のトマ・ピケティ氏の著書です。

日本ではみすず書房より2014年12月に出版され、山形浩生氏、守岡桜氏、森本正史氏が翻訳に携わりました。

トマ・ピケティ氏が各国経済学者の協力を得て、欧米など先進諸国における所得格差の移り変わりを明らかにしたのが『21世紀の資本』です。

1980年以降、所得と資産の格差が拡大していると結論づけており、原因についてトマ・ピケティ氏は2つの法則を使って解説しています。

本書では21世紀以降の格差の広がりに関する予測や、格差是正の対処法を述べています。

「ヴェニスの商人の資本論」

出典:amazon

『ヴェニスの商人の資本論』は1992年6月、筑摩書房 より発行されました。

著者の岩井克人氏は2017年現在、国際基督教大学特別招聘教授を勤めています。

本書の表題作ではシェイクスピアの喜劇「ヴェニスの商人」より、資本主義のシステムや貨幣の逆説を説明しています。

「ヴェニスの承認」を経済学的に翻訳し、各々の登場人物に資本主義的意味を与えていく、という内容です。社会階層の変化やユダヤ人の金融業者との価値観がぶつかり合うことをなどを意識していたシェイクスピアの「ヴェニスの商人」から考えると、実例的な意味を新たに付与する本となります。

まとめ〜組織を立ち上げた後の課題〜

まったく新しい事業でリーダーを務めることとなったとき、早々に成果を挙げることは難しいです。成長が持続するように意思決定し、馴染みのない職務について理解した上でマネジメントをする必要があります。

方針転換を行った上で成果がなければリーダーとしての信頼を失いかねる場合があり、事業の成長のために試行錯誤を続けていかなければなりません。要求されるマネジメントのレベルは、人事部と大きく異なっている可能性があります。

人事部による支援は不要という考え、もしくは失礼にあたる可能性から遠慮していることも少なくありません。

リーダー本人も新規事業の難しさに対する理解不足や責任感によっては、支援の必要性を言いません。

事業リーダーには、何事も失敗のないように準備万端な支援が求められます。リーダーとして任命されて数か月の間に悪循環が生まれると、リーダーが挫折する理由に繋がります。逆に言うと、信頼関係を持って初期の間に成果が出れば、在任期間中に波に乗ることができます

メンバーとのルールを忠実に守る同調性と、事業の課題達成に導く有能性で信頼関係は蓄積されていきます。リーダーシップの発揮を認められることで、リーダーの意思を事業に反映できるようになります。

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