セミナーは新規事業の助けになるのか?

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新規事業を立ち上げて、成功させることの大変さ

既存の事業とは違う新たな業界への参入。挑戦のため。あるいは停滞・利益低下の打開策として行われる新規事業の立ち上げ。ですが知られている成功例はほんの一握りのものであり、その裏で数多くの企業が数多くの事業を失敗で終わらせてしまっています。

原因を知るには実際に失敗した、あるいは成功した人の言葉を聞く事が1番手っ取り早いのですが、仮にセミナーへ参加したとしても、それが役立つのでしょうか?

そのあたりの事情を紹介します。

新規事業セミナーの内容

新規事業セミナーはあらゆる企業が行っています。勿論一口に企業と言っても様々な業界があるため、セミナーの内容も異なってきます。そのため、どの事業であればどのセミナーが適しているのか、という事を事前に把握しておくことで効率的に情報を集めることができます。

まずは多くの新規事業セミナーに共通する内容から紹介します。

リスクとコスト」「ニーズとテーマ」「人材と研修

この3つは殆どのセミナーにおいて共通する内容となります。この3つは事業を興し、組織を回していく上で知っておかなければならない事項ですので、しっかりと把握しておきましょう。

リスクとコストは文字通り新規事業を興す上でのリスク、そして事業を進めていくにあたって発生する人件費などのコストについて。これらをどう削減するか、あるいはどう向き合うかという内容になります。

ニーズとテーマは新規事業における挑戦する市場のニーズと、事業内で定めたテーマについて。正しくニーズを把握し、メンバー全員が共有するテーマを用意するという内容になります。

人材と研修は新規事業において獲得するべき人材と、行うべき研修についてです。新規事業において人材は少ない方が望ましく、自分の判断で行動できるということが必要とされます。

これらの内容に合わせ、各業界に必要な要素についての話が加わります。勿論、特定の分野に合わせたセミナーだけではなく、企業内で新規事業を興す、という事を重点的に捉えた内容のセミナーも存在します。

大阪や東京では簡単にセミナーに参加できます

セミナーに参加するためにはどこへ行けばいいのでしょうか?

基本的にセミナーは大阪や東京を中心に行われています。もちろんそこだけではありませんが、大抵の企業であれば大阪と隣接する他の県または東京都隣接する他の県といった形になります。

それぞれの企業のホームページで直接確認する、ということもできますがそこは情報社会化が進む現代です。新規事業セミナーがどこで行われている、あるいはどこで行われる予定があるのかをまとめたサイトも複数存在しています。エリアごとに分かれている所もありますが、実際に調べてみると分かる通り大阪・東京に固まっているという事がわかります。

ジャンルにもよりますが、総合的なセミナー数としては東京、大阪、大きく数を開けて福岡・愛知という順になっています。そのため参加するには大阪、東京に絞る事で選択肢が豊富に広がります。県外であれば交通費などの出費や、セミナーによっては参加費が請求されたりもしますが、必要経費と割り切りましょう。

ただし実際に受ける際に注意することとして、新規事業セミナーだけであれば東京と大阪、そして福岡と愛知という順番で件数がありますが、特定分野のセミナーとなると大阪よりも京都の方が多い、東京・大阪よりも愛知の方が多い、といった事は覚えてください。

セミナーを選ぶ際には気を付けましょう。

マーケティングの大切さ

セミナーにおいて説明されるであろう内容の1つ「マーケティング」ですが、いくつか定義はあれど、全体に共通する明確な定義は存在しません

基本的には「物を売るための手法」としての意味で用いられる事が多いのですが、それに完成する全ての要因を含んでマーケティングと言うのか、それとも特定の方法を指してマーケティングとするのかは、個人あるいは文脈によって異なります。ですがどの事業・業界においても”マーケティング”で共通するのは「売れる仕組み」を目指している事です。

マーケティングによって商品が市場・顧客へ流れていくという仕組み、あるいは流れが構築されていくのです。マーケティング行為を一切せずに、想定した仕組み通りに展開する事は難しいです。広告・プロモーションといった直接的な手法、自社の強みや弱み、ブランド力を活かすといった手法、市場のニーズや顧客の層を把握するといった手法などを用いて、ようやく商品が売れていくという仕組みが成立します。

知らない商品は買えません。詳細がわからない商品は買いません。買う顧客が存在しない商品は買われません。ネガティブな要素を出来得る限り廃し、商品の存在を知らしめ、この商品(またはサービス)の特徴や強みを理解してもらい、必要とする顧客へ宣伝する。

こうやって「売れる仕組み」が機能し始めるのです。

無料の新規事業セミナーに効果はあるのか?

セミナーにも無料と有料のものがあります。

有料のものであれば、企業が1つの商品としてセミナーを開催する。実際に対価を要求してノウハウなどを伝授するのです。一般的なサービスと同じです。

無料のセミナーはどのようにして利益を得ているのでしょうか?

まず企業としてセミナーを開催する以上、無料であれば利益が発生しないタダ働きとなります。人件費に機材、書類などを用意するならそういったものが経費で支払われますね。それでいて収入は無いので当然不利益にしかなりません。また、ノウハウの伝授という行為は単純に考えてもライバルを増やす行為であり、無料で公開する目的がわからないですよね。

では何故無料セミナーを開催するのでしょうか?いくつか理由は存在します。

セミナーの練習

セミナーというものは実際に行わないことには、必要とされている情報が何であるか、というのが把握できません。そのために、次に繋げるための経験を積むという目的で、まずは練習のために無料セミナーを開くといった理由がある場合もあります。

自社の広告

単純に自社を知ってもらうといった広告活動で行うこともあります。特に特定の商品を提供するような企業では無く、税理士や弁護士といった形なき商品を提供する職の方が、自社の存在をアピールするために開催する、という事もあります。

セミナー以外で収入を得る

開催したセミナーで収入を得るのではなく、セミナーに付随する他のもので収入を得る目的がある場合もあります。例えばイベント開催の際に開かれるセミナーなどは、イベント自体の来場者を増やすため、という目的があります。

他にもセミナー自体は無料、その後の契約でお金を取るといったいわゆる釣り。あるいは他の会社と提携して、セミナー後にその会社のプランを進め、紹介料を受け取るといったものもあります。勿論これ以外でも理由があったり、逆に一切裏の理由が無く、純粋な善意で開かれている無料セミナーというものもあります。

何かしら別の理由がある無料セミナー、果たして参加して効果はあるのでしょうか?

確かに殆どの場合はセミナー自体が無料で、セミナー中に何かしらにつけて商品を宣伝したり、契約を勧められたりもしますが、余程悪徳な業者でも無ければ強制はしてきません。また、内容も有料セミナーに劣っていたりはするものの、説得力やエビデンスが無ければ信用もされず、別のサービスを進める際の障壁になったりもするので、適当に語っているわけではありませんゆえに、「勉強をする」という目的を持って参加するのであれば問題はありません

実際にどんな事を教えてもらえるのだろうか、業界においてどういったメリット・デメリットがあるのかという情報を参考にする程度には有用です。騙されたと思って、というよりは騙されるかどうかは自己責任ですが、しっかりと「目的」を理解して参加する事ができるのであれば、業界・新規事業の立ち上げについて勉強するために無料セミナーへ参加するということはおすすめできます。

どれだけ怪しかろうと、セミナー自体はためになるものが多いです。

新規事業に絶対に必要なもの

新規事業の立ち上げには失敗がつきまといます。絶対に成功すると言われる方法・要素を完璧に抑えても、時代の変化や市場の急激な変化によって失敗に終わることもありますが、大抵はその域に辿り着く前に力尽きています。

では新規事業において何が必要なのでしょうか? それを項目化して紹介します。

「未来を見据えた論理的思考能力」

これは市場の変化、顧客のニーズの変化を数年先まで論理的に予測できるかどうか、という能力です。過去や現在はデータを参照することで確定したニーズや市場の状態を確認することができますが、未来とは常に不確定なものであり、想像するしかありません。

ただ想像するだけでは不足であり、これまでの情報を元に論理的に未来を組み立てていき、3年後にはどのような商品が開発されているか、どのような性能・機能が当たり前になっているのか、5年後には市場がどうなっているかを予測する必要があります。もちろんこの予測が確実に合っている必要性はありません、ただそういった思考ができるかどうかの違いです。そしてこの論理的思考能力は1人だけに求められるものではありません。不特定多数の顧客のニーズに正しい商品を提供するためには、同じく不特定多数の意見が必要となります。

この論理的思考能力はメンバー全員を巻き込んで行い、かつメンバー全員が同じ方向を見て、取り組めるようにするためのものでもあるのです。

「新規事業を支える環境づくり」

新規事業を立ち上げ、その後失敗する要因の1つとして資金不足があります。100%ではありませんが、既存事業を通常運営するよりも、新しい事を始める方がお金やエネルギーが消費されます。だからこそ、それを支える支援を確立させておく事が必須です。

明確に必要な予算を報告し、理由を説明して納得させて支援を約束させるそういった交渉力や行動力といったものが必要です。

「顧客の声を聞く」

商品というものは顧客が居てこそ価値と利益が生まれます。

顧客が存在しない商品には利益も発生しなければ、誰も必要としていないために価値がありません。そして利益が発生しなければ事業は失敗です。そうならないためにも顧客の声を聞く事が大切なのです。

勿論顧客の言いなりになる必要はありません、顧客が望む要素が商品を駄目にすることもありえます。そのため、必要なのはどの意見を取捨選択するかどうか、私情に囚われず本当に顧客が必要としている商品を提供できるかどうかです。

ただし意見を取り入れる際に注意しておかなければならないのですが、人間というものは悪いものに特に強く反応する生物であることを覚えておきましょう特に日本においてはその傾向が強く、例え80点という高評価でも、残りのマイナス20点をあたかもマイナス50点のようにして批難・批判する事があります。

そういった声ばかりを参考にして、80点の成功部分を蔑ろにしてしまうと、商品としては本末転倒となります。

「会社の強みを活かす」

必要な事は会社の強みを活かすことです。

停滞を打破するといった目的や新たな分野の開拓といった目的においても、会社の強みを活かさない理由にはなりません。それこそある程度知名度のある企業であるならば、ブランド力と共に世間一般でのイメージというものがあります。

「この企業の商品は繊細だ」「この企業の商品は遊び心がある」「この企業の商品はデザインが良い」

そういったイメージは固定概念にもなりますが、同時に強みでもありますその強みを活かさず、繊細さが評価されている企業で大雑把な商品を発表したり、遊び心が評価されている企業で面白みのない堅実で質素な商品を発表したり、デザイン性が評価されている企業でどこにでもあるようなデザインの商品を発表すると、大抵は失敗に終わってしまいます。

金融知識の大切さ

セミナーにおいてお金の話になると必ず取り上げられる金融・経済についての知識。

何故これらの知識が求められるのでしょうか?

企業の利益は経済が回ることで発生し、お金は投資したりすることで増やすこともできます。そういった知識が無ければ経済情勢を把握できず、お金の流れや効率的な増やし方を理解できないといった事になります。新規事業においてこれらが必要とされるのも、「経済状況による市場の変化」「発生した利益と予算の使い方」が重要であるということに他なりません。

ですから、新規事業セミナーにおいては、経済・金融についての話が必ず行われます最終的に重要となる要素は「お金」であり、そのお金が発生するためには経済感覚が必要です。

経済用語は物事を複雑に説明するものではなく、複雑な状況をクリアに認識するためのものです。

経営学の大切さ

日本は急速に発展を遂げた国の1つです。かつては鎖国政策により他国よりも圧倒的に劣っていた国だったものが、開国と共に他国の要素をどんどん取り込み急成長し、大国相手に戦おうとする程にまで技術発展を成しとげました。

太平洋戦争の敗戦を経ても、他国が驚愕するほどの速度で復興し、今では先進国の1つとして活躍しています。社会においてもそれは変わらず、刻一刻と変化を続ける社会情勢に適応していくためには経営学を学ぶ必要があるのです。

時代の変化というものはとても残酷なもので、適応できなければあっという間に取り残され「時代遅れ」となります。経営においてもそれは同じです。時代に合った経営を行わなければ他の企業に追いつけなくなってしまいます

変化を受け入れ、かつその変化に適した経営を行う。その下地となる知識を得るために社会人となった今から学び直すというのも遅くは無いのです。むしろ、変化が急激な今のうちに経営学を学んでおく事が大切です。

まとめ

以上が新規事業におけるセミナーの有用性の説明です。

セミナーにいっても、必ず成功する方法を教えてもらえるわけではありません。

あくまで参考、あるいは新規事業に対する認識を理解するために受けるものであり、知らない事を知るために参加するのです。

塾業界などは、近年盛り上がりを見せている業界の一つです。フランチャイズの塾開業の事例について興味のある方は、ホワイトペーパーをダウンロードしましょう。

 

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