塾開業に必要な資金は個人塾で100万〜300万!フランチャイズでは1,000万超えも

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塾の開業を考えた時に気になるのは必要となる開業資金についてです。ここでは塾の開業に必要な資金について具体的な数字をみながら解説します。一般的に自宅で開く個人塾は0円から、教室を借りる個人塾は100~300万円、フランチャイズ塾では300~1,000万円程度の開業資金が必要といわれています。しかし最近では個人塾とフランチャイズ塾両方のメリットがありながら200~500万円で開業できる方法もあります。

塾の開業の資金

実際は開業資金にいくら必要なのか

塾の開業を考えた時に、やはり気になるのは開業資金がいくら必要なのか、どのくらいの資金でどの程度の塾が開けるのかといった点でしょう。
また、個人で塾を開くべきなのか、フランチャイズに加盟して塾を開くべきなのかも気になるところです。
そこで今回は、塾の開業のために必要な資金ついて詳しくご紹介します。

0円~…自宅の一室で少人数指導タイプの塾を開業

極端な話、自宅の一室を使用できるのであれば開業資金ほぼ0円から開業することは可能です。
6~8畳程度の部屋で塾を開くのであれば、人数は多くても6名程度、少人数指導タイプの塾になるでしょう。その程度の人数であれば、例えばご自分のお子さんのお友達や近所の方、口コミなどで生徒は集まることが多く、特別な広告を出す必要もありません。
教材は市販のものを使用し、机や椅子などがない場合はリサイクルショップで数千円~数万円程度で手に入れることも可能です。

生徒がたむろするなどの近隣トラブルには細心の注意を払う必要がありますが、自己資金がない、まずはリスクを最小限に抑えてやってみたいという方には最適な方法と言えるでしょう。

100~300万円…教室を借りて10 名前後の個人塾を開業

自宅で塾を開くことが難しい場合には、教室となるテナントを借りることになります。

以下の表は、10名程度の生徒が入る教室を想定し、テナントの賃料を10万円(保証金:賃料6か月分、仲介手数料:賃料1か月分、1か月分の前家賃)と仮定した場合の開業資金の概算です。費用の大半を物件取得費が占めているため、どのような立地にどのくらいの広さの教室を持つかによって初期費用はかなり違ってきますが、賃料を安く見積もっても最低でも合計100万円程度の資金は必要と考えて良いでしょう。

テナントを借りた場合の開業資金の一例

机・椅子・本棚など ¥100,000
ホワイトボード ¥10,000
複合機 ¥50,000
教材費 ¥100,000
チラシ(2万部) ¥60,000
新聞折込 ¥80,000
ホームページ作成費 ¥300,000
看板設置費(ウィンドウサイン) ¥150,000
物件取得費(保証金、前家賃、仲介手数料) ¥800,000
合計 ¥1,650,000

初期費用の注意点

ここで注意したいのは、初期費用を抑えようとして立地が悪いテナントを選ばないようにすることです。例えば学校の近く、駅から近い、駐車場がある、風俗店が近くにないなど、生徒が通いやすく親御さんが通わせやすい場所は好立地であると言えるでしょう。ただし、すぐ近くに大型の進学塾がある場合はその地域で圧倒的な支持を誇っている可能性があるため注意が必要です。

また、以下では一度に入れる生徒の数を10名程度として試算していますが、可能な限り教室の広さには余裕を持たせるべきでしょう。なぜなら、仮に入塾希望者が増えてきた場合に、教室に余裕がないと、その分の生徒を取り逃がしてしまうためです。

このように、教室を借りて個人塾を開く場合は、教室の立地が資金面だけでなくその後の経営においても大きく影響します。

300~1,000万円…フランチャイズのサポートを受けて塾を開業

「塾を開業したいが、経営のノウハウが全くわからず自信がない」「塾講師の経験がなく資格や免許もないが、教育業界で事業を始めたい」といった場合、フランチャイズに加盟して塾を開業するのも一つの手です。フランチャイズ塾では本部が運営や宣伝などあらゆる面でのサポートをしてくれるため、初めて塾を開業する方にとっては非常に心強いものです。

しかし、フランチャイズに加盟をして塾を開業する場合に避けて通ることのできない問題が、多額の開業資金が必要となる点です。
一般的にフランチャイズで塾を開業する場合の開業資金は300~1,000万円程度は必要と言われており、実際にフランチャイズ塾大手の明光義塾の公式ページでも開業プランの一例として900万円ほどの開業資金が必要であると明示されています。[注1]

明光義塾のフランチャイズに加盟した場合の開業資金の一例

加盟金 ¥3,000,000
什器備品代 ¥3,500,000
教材費 ¥300,000
広告費 ¥2,000,000
ICT導入初期費用 ¥153,100
合計 ¥8,953,100

 

自分らしい塾の開業にむけて

注意したい物件取得費

ここで注意したいのは、以下には上述でご紹介したような物件取得費が含まれていないという点です。さらに、内外装工事費なども追加されれば開業資金は1,000万円を超える可能性もあるでしょう。特に近年人気の高い個別指導塾の場合は、複数の講師が必要となるためその分の人件費といった諸費用が増えてしまう傾向にあります。

初期費用を抑える

また、以下の表を見てもわかるとおり、個人塾の開業と比較してフランチャイズ塾の開業資金が高額になるのには理由があります。それは加盟金の存在です。フランチャイズ塾として経営する以上、加盟金を支払わなければならないのは当然とも言えますが、フランチャイズ塾の多くはその後もさらに毎月売り上げの10~20%程度のロイヤリティを支払う必要があります。そのためフランチャイズ塾を始める場合は、なるべく初期費用が抑えられる方法を選んでおくべきでしょう。

200~500万円でもノウハウをもとに自分らしい塾を開業する方法も

ここまで、個人塾とフランチャイズ塾の開業資金についてご説明してきましたが、最近では、その中間とも言える塾の経営方法もあります。それはパートナーをうまく活用し塾を経営する方法です。

例えば、「すらら」などのパートナーです。「すらら」運営会社である株式会社すららネットは、前進の事業会社でフランチャイズの個別指導塾を経営した実績があります。その中で「フランチャイズによる塾経営には必要な部分と無駄な部分がある」という点に気づき、現在の「加盟金0・ロイヤリティ0」という独自のシステムをとるようになりました。

以下の一例からもわかるとおり、「すらら」ではフランチャイズ塾の開業資金には当然発生する加盟金やシステム導入費が一切なく、塾を開く上で必要最低限の費用しかかかりません。月々のロイヤリティもなく、必要なのは開講サポート研修としてeラーニング教材「すらら」の利用料のみというシンプルな料金体系です。[注2]

すららネットを導入した場合の開業資金の一例

加盟金 ¥0
システム導入費 ¥0
物件取得費(保証金、前家賃、仲介手数料) ¥600,000
開校サポート研修受講料 ¥300,000
販促費(10万枚のチラシ) ¥700,000
ホームページ作成費 ¥300,000
什器備品費(椅子、机、パソコン、書籍など) ¥300,000
内装工事費 ¥500,000
看板設置費 ¥300,000
合計 ¥3,000,000

[注2] 塾開業『すらら』【公式】: 塾開校の資金と収益モデル
https://suralajuku.jp/model/

料金体系はいたってシンプルですが、前述のとおり自社が持つフランチャイズ経営のノウハウをもとに「フランチャイズの必要な部分」である、立ち上げや集客、チラシ作りや教務に関する情報やサポートはしっかりと提供されます。

しかしながら「すらら」はフランチャイズではないため、塾名やコンセプトは自由。つまり、「塾の開業を全て自分ひとりで行うには不安はあるものの、自分らしい塾経営をしたい」という方には最適な開業方法であると言えるでしょう。

自分らしい塾経営のために無駄を省いた開業資金を考えよう

これまで、塾の開業というと個人塾かフランチャイズ塾の二択というイメージでしたが、最近では今回最後にご紹介した「すらら」のような新しい開業形態も登場しています。

開業資金をなるべく抑えたいというのはほとんどの方が願うところだと思いますが、開業資金を抑えることばかりに気をとられ、自己流の開業方法で結果的に失敗してしまっては意味がありません。

自己資金が足りなくとも、日本政策金融公庫からの融資など、様々な資金調達の方法もあります。まずは自分がどのような塾を開きたいのかという軸をしっかりと立ててから、そのために必要な資金について考えましょう。

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