学習塾業界ランキング!大手10社徹底解説

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業界の流れについて知るには、業界の売上などについて把握することが大切です。今回は学習塾業界のランキング上位10社について徹底解説していきます。

学習大手10社徹底解説!

今回、紹介するのは2015年の学習塾白書に基づいた、大手10社の売り上げランキングです。高い売り上げを誇っている企業は、やはりそれだけ納得できるサービスを提供し、合格率なども優れていると考えることができます。それでは1位から紹介していきます。

1.ナガセ(2017年2月時点)

首位のナガセは東進ハイスクールや、東進衛星予備校、東進中学NET、東進ビジネススクールなどが有名です。その他にも四谷大塚、早稲田、イトマンスイミングスクール、東進こども英語など数多くの学校や教室を持っております。

従業員の数は千人を超えており、2016年3学期の売上高は450億円を上回りました。様々な年齢層に対するアプローチが得意で、多くのニーズをいち早く読み取って、業績アップにつなげることに長けていると言えるでしょう。

ナガセの特長

何と言っても数多くの合格者を出せるのがナガセの強さでしょう。2015年時は東大合格者を700名以上出しました。国公立大学の合格者はおよそ1万3000人で、早稲田、慶応、上智大学の合格者が約5700名など、安定した合格率を誇ることから、ナガセは多くの顧客を獲得できるブランドと言えます。授業料が安いとは言えず、ある程度の経済力がなければ、通うことは難しいと言えます。

2.学研ホールディングス(2017年2月時点)

300億円の売上高を誇ります。学研塾ホールディングスの傘下には、創造学園や早稲田スクール、全教研などがあります。他にも学校エデュケーショナル、学研メソッド、エル・スタッフィング、イング、学研アイズ、学研スタディエなど多くの企業が事業を展開しています。「グローバルな時代に通用する人材の育成」をテーマに掲げ、たくさんの子ども達を指導しています。

学研ホールディングスの特長

学研教室や科学実験室などでは、幼い時期から「学習することの楽しさ」を体験できるようなカリキュラムとなっております。また幼児事業のほっぺんくらぶでは、子どもが誰でも元々持っている知的好奇心を育む教育に力を注いでおります。クラスフェリーチェは、オリジナル教材を使用することにより、脳を刺激し活性化させ、学ぶ土台を培っていきます。城戸真亜子アートスクールでは、感性が最も伸びると言われている4歳から9歳の子どもを対象にした授業を行っております。早い段階からクリエイティブな才能が開花できるような授業内容となっており、芸術性を高めることが期待できます。

このように学研は、幅広いジャンルの授業を提供できる強みを持っており、芸術などを含めた分野をも手掛けているというのが、競合他社と比べてのアドバンテージと言えそうです。

子どもをに通わせる保護者の視点で言うと「もう少し費を安く設定してほしい」という意見が多いようです。ナガセ同様、大手というのは提供するサービスの質が高いものの、それ相応の料金が発生するというデメリットがあります。

3.栄光(2017年2月時点)

業界3位の栄光は、300億円近い売り上げがあります。栄光ゼミナール、栄光ゼミナール高等部、栄光ゼミナールリテラの他、個別指導に特化している栄光ビザビなどが有名です。栄光ビザビでは、ひとりの教師がふたりの生徒を受け持つという授業形態をとっています。

栄光の特長

個別指導に力を注いでいるため、集団授業では周囲とペースが合わせることが苦手な生徒にも、十分に対応することができています。また習い事や部活で時間の調整が難しいといった生徒も、個別指導を選択することで、懸念点を解消することができます。

受講する曜日や時間割を自由に選べるため、かなり融通が利くシステムとなっているのです。「どのタイミングで子どもに通わせよう……」と悩みがちな保護者にも、栄光の個別指導は評判が良く、学習の成熟度や定めている目標などを考慮しながら、指導をスタートさせていきます。

高い学力が必要とされる高校を目指す生徒を対象とした「難関高校受験対策コース」も設けられております。これまでにたくさんの生徒を合格へと導いてきた講師達が、ハイクオリティーな授業を行うことにより、目標としている高校へ合格できるよう適切に指導していきます。

全ての教室において言えることではないのですが、中には授業中、騒がしくなってしまうことがあるようです。特に夕方の時間は幼い子どもが多く教室に出向くため、自然とガヤガヤした雰囲気になるところもあります。

集中力の高い子どもであれば気にせず授業を受けることができるものの、そうでない生徒は学習に集中できないケースも考えられます。

4.NOVAホールディングス(2017年2月時点)

創業は1994年で、愛知県の岡崎市に最初の校舎ができました。

年々、規模が大きくなり平成17年には500校舎を突破。2015年には学習塾がついに1000校を突破しました。2016年の12月には、全校舎の数が1700校を超えました。「日本一通いたい教室に。」というテーマのもと、子どもから大人まで通える英語教育の場所として、長年親しまれております。

英語だけでなく、ITTO個別指導学院、みやび個別指導学院、がんばる学院、TOPS、すみれ個別指導学院など5つの個別指導を開校しており、事業にも力を入れております。NOVAジュニアとNOVA個別指導学院を総合した売り上げは、250億を超えております。

NOVAホールディングスの特長

個別指導にかなり注力しており、どういったニーズでもほとんど対応できるのではないかと思えるほどの、柔軟性を持っています。例えば「ひとつの教科だけ受講したい」といった人も、授業を受けることができますし、「予習を主体にしてほしい」という希望に対しても対応しています。

講師の質は業界随一で、多くの講師から自分にマッチした人を指名することができます。費は個別指導を提供している他のと比較した場合、安価であると言えるでしょう。

中にはまだ業界に入ってそれほどキャリアのない講師もいます。もちろん若いからと言って教えることが下手とは限りませんが、「豊富な講師歴がある人に子どもを指導してほしい」と考える人からすれば、いささか不安を抱きやすいかもしれません。

5.早稲田アカデミー(2017年2月時点)

2012年3月時点で170億円ほどだった売り上げは年々伸びており、2016年に200億円を突破しました。営業利益も好調で2016年には過去最高の10億円を記録。経営利益も同じく10億円に達しています。総資産額は2016年3月で120億を超えており、こちらも前年度と比べて増えています。

早稲田アカデミーの特長

「少ない人数で集中できる授業」を提供できるというのが、早稲田アカデミーの特長です。生徒ひとりひとりに緊張感を持たせることにより、「本気で学ぶことの楽しさ」を体感させます。中には私語の多いもあるのですが、こちらのでは一切の私語を禁じることで、懸命に授業へ取り組むことを習慣づけるのです。

切磋琢磨しながら一緒に向上していける仲間も得られるので、相乗効果などが期待できます。ときにはくじけることもある受験勉強を、お互いの励まし合によって、くぐりぬけることができるのです。

志望校によってクラスを分けるため、同じ教室で大きく学力の違う生徒同士が一緒になることはありません。習熟度によって使う教材を細かく変えていくため、生徒ひとりひとりに合わせた授業が可能になります。生徒と講師が向き合いながら信頼関係を育み、合格を目指せる環境が整っているのです。

教室によって騒がしい環境の中に位置しているところがあり、ごくたまに授業へ集中しづらい時期があるようです。

6.リソー教育(2017年2月時点)

1985年に設立され2016年時点での従業員数は215名。グループの合計は約600名ほどです。

資本金は2016年の5月末でおよそ29億円となっております。「生徒が持っている個性を伸ばす教育」を理想とし、TOMASの運営を直営方式で行っております。インターTOMAS、スクールTOMAS、プラスワン教育、伸芽会、名門会といった合計6個の子会社を持っています。

リソー教育の特長

小学生、中学生、高校生を対象とした個別指導では、1対1で講師と生徒が対峙するため、きめ細かい指導を提供することが可能です。難関校を目指す生徒のバックアップに長けており、高い合格率を誇ります。

また「個別カリキュラム」に力を入れているため、「現在の学力がどれくらいなのか?」といった視点で生徒の力を掴み、各々に合ったカリキュラムを作成していきます。たくさんの教科をひとりの講師が担当するスタイルを廃して、ひとつの教科に特化した講師を揃えております。

「生徒の分からない」を講師が放置せずに、その都度、理解できるまで教えるように心がけているため、途中でつまずくということがありません。

「土日に自習室が使えない」という教室があり、それに対して保護者が不満を抱くことも中にはあります。また個別指導のため仕方がない点もあるのですが、費は決して安いとは言えません。ある程度「裕福な人達を対象にした」と言えそうです。

7.市進ホールディングス(2017年2月時点)

創業は1965年の5月で、設立は1975年の6月となっております。従業員の数は2月末の時点で785名、臨時の従業員数は4164名です。資本金は15億円弱。代表者は下屋俊裕氏が務めております。生徒の数は2015年の10月で4万8千人弱。売上高は2016年2月で160億円を突破しました。

市進ホールディングスの特長

講師が生徒と同じ立場、同じ目線でいられることを意識しています。そのため、どの講師も生徒と信頼関係を結ぶのが上手く垣根が存在しません。

また「自分だけが成功する」というよりも「みんなで向上して刺激しあいながら成長する」という指針のため、クラスの全員が一丸となる雰囲気は保護者にも、かなり好評です。

「分かる、解ける、点になる」といった段階分けをしながら授業を進めていきます。各々の学習レベルに合わせながら、親身に指導していくため、高い確率で成績を伸ばすことができます。

通常の料金以外に単語のテスト用テキストなどを購入することがあるため、たまにイレギュラーな出費を強いられることがあります。

8.東京個別指導学院(2017年2月時点)

創業は1985年で、これまでに30万人以上の生徒に教えてきたという実績があります。2015年の売り上げは150億円を超えました。

ベネッセグループによる圧倒的な情報量を活かすことによって、顧客が抱いているニーズをしっかりとキャッチします。個別指導が今のように業界の中で急増する前から、手掛けていたこともあり、高い満足度を誇ります。オリコン日本顧客満足度ランキングでは2016年に1位を獲得しました。

東京個別指導学院の特長

各々の学習目的に応じて、カリキュラムを選べます。時間割だけでなく講師の選択もできるため、かなり融通が利くと言えるでしょう。

生徒が今、必要としている課題にフォーカスすることを得意としており、最短距離で目標を叶えることが期待できます。何を学びたいかを保護者と生徒へきっちりとヒアリングし、目的にマッチしたオーダーメイドカリキュラムを提供してもらえる、というメリットがあります。

室内は活気に溢れていますが、無音環境での学習に慣れている人にとっては、やや騒がしいと感じることが教室によってはあるかもしれません。

9.明光ネットワークジャパン(2017年2月時点)

1984年の9月に会社が設立されています。従業員は2016年の8月末で757人、資本金は9億7千万円で2015年度の売り上げは、およそ150億円です。

日本で初めての個別指導である明光義塾や高い学力を持った層を対象としている個別の早稲田アカデミー個別進学館、プロのコーチがみっちりと指導を行うサッカースクール、名光サッカースクール、学童保育の明光キッズなどを中心に運営をしています。全国に2100以上の教室を展開しています。

明光ネットワークジャパンの特長

学習だけでなく、生徒とのコミュニケーションに重点をおいており、定期的にカウンセリングを行うことで、現在の学習状況を把握します。講師は常に生徒の状態へアンテナを張っており、「どういったことに疑問を覚えているのか?」「何につまずきかけているのか?」をすぐに察知して、適切なアドバイスを送ります。

習い事や部活をしている子どもでも負担なく通えるように、曜日と時間を自由に選べるシステムとなっております。また2016年の1月1日から、明光義塾は入会金が無料となり、そちらも好評を博しております。

教室の立地によりますが、中には商業施設の近くに位置するところもあるので、「子どもが無事帰って来られるのか?」と心配になる保護者もいるようです。居酒屋の客引きが近くにいるなど、治安を考えると、安心できないという意見もあります。

10.ワオ・コーポレーション(2017年2月時点)

創業から40年を超え、教育事業からエンターテイメントまで幅広く事業を展開しています。2015年の売り上げは150億円を超えております。能開センター、個別指導Axis、能開センター高校部などで多くの生徒を抱えております。

ワオ・コーポレーションの特長

受験勉強に対して辛いイメージを持っている子ども達に「実は学ぶのって、とても面白いと実感してもらう」ことを得意としているです。

生徒達の知的好奇心を刺激しながら学習できるカリキュラムとなっています。難問にチャレンジして、正解を自ら導き出す楽しさなどを味わうことができます。受け身の学習ではなく、能動的に学んでいくことができるため、勉強する際に集中力が上がり、成績がアップしていきます。

「今、自分に足りていない部分はどこなのか?」を自覚しながら、学習することにより、弱点の克服にも努めます。学力が上がると同時に、人間的にも成長することができるので、保護者からの信頼も厚いと言えます。

講師は「各々の子どもが持っているタイプを見極め、質問に正面から向き合う」という姿勢を持っています。「短期間でたくさん知識を吸収させてほしい」とか「急成長を期待する」といった保護者からすると「もっと早く成績を上げてほしい」とやきもきすることが、ときにはあるかもしれません。

まとめ

10社の規模や売り上げ、事業展開などについて詳しく見てまいりました。個別形式の授業を設けているところがほとんどとなっていますが、やはりネックとなるのはその費用です。10社と比較した場合、すららネットはかなり安い値段で生徒に学習環境を提供することが可能となっております。

従来の授業形態がいつまでも通用するかについては様々な説が唱えられているものの、すららネットなどのリーズナブルな値段で効率的に成績のアップを望めるところは、これから大きく伸びが予測できます。目まぐるしく価値観が変化する業界だからこそ、最新の教材や受講形式の動向に注意を払うことで、時代に乗り遅れないというメリットが期待できます。

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